iDeCoの商品選びは一択!S&P500インデックス投信だけで運用して良い理由

sandp500

iDeCo(イデコ)をはじめました。

iDeCoで運用する商品選びは結構悩みますよね。

私は外国株式であるS&P500インデックス投信に100%全振りすることにしました。

外国株式100%のポートフォリオなんて普通に考えたらとてもハイリスクです 笑

でもS&P500のみ。その理由を書いてみたいとおもいます。

S&P500インデックス投信はどんな商品?

S&P500とは

ニューヨーク証券取引所NYSE MKT、NASDAQに上場している企業の中から代表的な500社を選出し、その銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型株価指数である。 なお、社数は500社だが、1つの企業の銘柄で議決権の有無などによる複数のクラスがある場合は、銘柄数が500より多くなる場合がある。

ウィキペディアより)

 

そしてインデックスというのは指数の動きをそのまま追いかけるように設定された投資商品です。チャートの形そのままです。

指数が上がれば投信の価格も上がるし、指数が下がれば価格も下がります。無理に収益を狙うこともなくひたすら指数のチャートの形をトレースします。

 

S&P500インデックス投資信託は
アメリカの主要企業の株価市場の動きをそのまま追いかけた投資信託です。

 

高リターン

最近の10年ほどアメリカ株式市場はとても好調で、S&P500インデックスも強い動きを見せています。

例としてSBI証券iDeCo対象セレクト商品36本の中で比較してみます。

S&P500インデックス投信はあたる商品は

eMAXIS Slim米国株(S&P500)という商品です。

 

直近の3年で見たリターンは15.45%と36本の商品の中でトップです。

SBI証券HPより)

1年や半年の短い期間だと、他の投信に負けてしまうこともありますが長期間で慣らすとS&P500インデックスは安定して右肩上がりです。

 

下の表はS&P500を構成する銘柄のうち上位10社です。

 

モーニングスターより)

アップル、アマゾン、マイクロソフトフェイスブックアメリカを代表する巨大IT企業がズラリと並びます。

5位と6位のアルファベットというのはGoogleのことです。会社の都合で二本に分けて上場しています。二社分あるので、実質はもっと上です。


いわゆるGAFAMが強烈に幅を利かせてます。

 

7位の電気自動車のテスラ、9位の半導体のエヌヴィディアもITとの関連がとても強いです。

アメリカはIT大国なんですね。

 

低コスト

S&P500インデックス投信はコストが安いです。

信託報酬の安さは36本中トップです。

SBI証券HPより)

投資においてコストの安さはとっても重要です。

もともと値下がりのリスクを負っているので、確定で利益を削る信託報酬には十分気をつけた方がよいです。

そんな中、0.1%を切る格安の信託報酬は魅力です。

 

 

分散効果が高い

S&P500はあらゆる業種の銘柄で構成されています。

情報技術の他にも、ヘルスケア、金融、一般消費財、生活必需品、公益事業、不動産、エネルギーなどなど、、

ウォルトディズニーやコカコーラなど有名企業も多数含まれています。

 

S&P500は時価総額の大きさで銘柄が選定されます

時価総額とは株価×株式数で算出される企業の規模で、世界規模で展開する巨大企業が多く選定されています。

様々な業種の大手企業が500社くらいあるので分散効果は大きいですね。

また株価が低迷して時価総額が小さくなってしまった銘柄はS&P500から外され、別の銘柄と入れ替えられます。

S&P500はもともと下がりにくい計算方法で成り立っている指数なんです。

 

米国市場だけに集中して良いの?

 

米国市場になにかあったときのために他の国にも広く分散した方が良さそうに思いますよね、、

 

実のところ米国株の時価総額は世界の株式市場の約6割を占めています。

そしてS&P500を構成する銘柄の時価総額は米国市場全体の約8割を占めます。

0.6×0.8=0.48

つまりS&P500の構成銘柄だけで世界中の株式市場の半分近くを占めています。

アメリカはとってもビッグです。米国市場になにかあったら、どちらにしろ世界中の市場に影響します。世界同時株安になる可能性が高いです。

逆説的な発想ですが、米国以外の国の株式市場に広く分散したところでリスクヘッジの効果は薄いと思います。

それならいっそ成長力が高くコストの安いS&P500インデックスに集中すべきかと考えるわけです。

 

iDeCoならではメリットや注意点

この記事は普通の長期投資ではなく、あくまでiDeCoでの運用について書いています。

ここでiDeCoならでは特徴をおさらいします。

 

iDeCoは運用資金に上限がある。

iDecoは年間の拠出額に上限があります。

ご自身の立場で金額は少し変わりますが、たとえば私の場合は月々23000円が上限です。数カ月や一年まとめて払ったりはできますが、23000×12ヶ月で年間276000円が上限です。

 

iDeCoは60歳まで換金できない。

老後の資産形成が目的なので最短でも60歳まで換金できません。途中で資金の拠出を停止したり運用商品を変更したりすることはできますが、現金として引き出せるのは60歳以降です。

65歳や70歳など後ろに倒すことはできます。

各個人の年齢で運用期間が決まるというのが、iDeCo特有のルールです。

 

機会の分散

年間の拠出金に上限があるので、何百万も一気に投資することはできません。

結果的に機会の分散になります。

月々払う金額は同じでも株価が下がれば投信を沢山買うし、株価が上がれば少ししか買いません。

買値の単価を抑える効果があり、極端な高値掴みは避けられます。ドルコスト平均法って言います。)

ただし株価が高くても少しは買ってしまうので、めちゃくちゃ安く仕込めるわけではないです。

この辺りも通常の株式投資とは少し異なります。

 

低リスク資産を混ぜるとリターンが少なくなる。

よくiDeCoポートフォリオに債券などの低リスク資産を組み入れることが推奨されますが、私は運用初期は債券はいらないと思います。

株価が10%下がったら代わりに債券が10%上がる、ということはありません。

債券は値動きの上下が少なく下落を緩和する効果はありますが、その分値上がりも期待できません。

それならiDeCoと関係なく別で貯金をすれば良いと思うのです。

わずかしかない運用枠ですので、できるだけ無駄なくリターンを狙いたいです。

長い運用期間のある若いうちは100%株式での運用でOKだと思います。

 

60歳直前の数年はポートフォリオを見直す。

株価は上下します。長期的には右肩上がりの米国市場も例外ではありません。

2000年代のITバブル崩壊、2009年のリーマンショック、最近では2020年2月に新型コロナウィルスの拡大で株価が大きく下落しました。

おおよそ10年に一度くらいのスパンで世界中を巻き込むような株式市場の大混乱が起きます。

幸いコロナショックは数カ月で持ち直しましたが、長いと数年株価が低迷するような局面もあります。(頻度は少ないです)

 

市場の経済状態の良し悪しと関係なく自分は60歳になりますよね 笑

手仕舞い直前の60歳前の数年間だけは要注意です。

自分が60歳なったときに
市場が大暴落してたらエラいことになります。。。

特に外国株は為替の影響を受けます。株安と円高はセットで起きることが多いので、株安円高のダブルパンチを食らいます。

iDeCoは途中で運用商品の変更が可能です。

将来50代に差し掛かるころには、段階的に株式の比率を下げて債権や預金などの低リスク商品の比率を増やすつもりです。

 

iDeCoで運用できるS&P500インデックス投信

最後にiDeCoで運用できるS&P500インデックスの具体的な商品を紹介します。

主要ネット証券で扱うS&P500インデックス投信は以下の通りです。

 

SBI証券

三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

松井証券

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

マネックス証券

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)

 

最後までお読みいただきありがとうございました。でわでわ。